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頭頂部の自毛移植は定着しにくい?自毛移植が難しい理由とは
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頭頂部の自毛移植は定着しにくい?自毛移植が難しい理由とは

AGA(男性型脱毛症)は、額の生え際と頭頂部から薄毛が進行していくという特徴があります。

そのため、自毛移植で生え際や頭頂部へ移植してカバーする方が多いですが、頭頂部への移植は難しいといわれています。
なぜ頭頂部への自毛移植は難しいといわれているのでしょうか。

本記事では頭頂部への自毛植毛が難しいと言われている原因や、頭頂部から薄毛になる原因について解説していきます。

頭頂部が薄毛になる理由

AGAを発症すると生え際や頭頂部から薄くなっていくのが特徴です。

頭頂部の薄毛は「つむじはげ」と言われるような症状で、つむじを中心に毛が薄くなっています。

自分では見えにくいのでわかりにくい部分なため、後ろや上から見られた時など人からの視線が気になるでしょう。

頭頂部から薄毛が進行していくのは2つの理由が考えられます。それぞれ理由について見ていきましょう。

AGAの原因となる酵素が多く分布している

AGAを発症する原因はホルモンが関係しています。

ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが、毛髪に存在する毛乳頭細胞という細胞の男性ホルモン受容体に結びつき、髪の成長サイクルを乱してしまいます。

成長サイクルが乱れると毛髪が元気に生えている成長期の期間が短くなり、正常な期間よりも早く抜けて落ちてしまい、次に生えてくる毛も成長しにくくなってしまいます。

ジヒドロテストステロンは男性ホルモンのテストステロンと、酵素である5αリダクターゼが結びついて変性したものです。

頭頂部にはこの5αリダクターゼが多く分布しているので、AGAが発症しやすい部分なのです。

血流が悪くなりやすい

頭頂部は心臓から遠く離れた位置にあり、重力に逆らって血液を上まで運ばなくてはいけないため、血流が悪くなりやすい部位です。

血液は毛髪の成長に必要な酸素や栄養素を届けているので、血流が悪くなるとうまく運べなくなるため、薄毛のリスクを高めてしまうのです。

また最近ではスマホの見過ぎや長時間のパソコン作業によって眼精疲労が起こり、頭部の血流が悪くなって頭皮が凝ってしまうことも原因になります。

頭頂部への自毛植毛が難しい原因

薄毛が発症しやすいのは生え際と頭頂部ですが、頭頂部への自毛植毛は生え際より難しいとされています。
原因は複数あるので、それぞれについて見ていきましょう。

大量に移植する必要があるから

頭頂部の薄毛は、M字型の生え際に比べて薄くなる部分が広範囲になるため、大量に移植する必要があります。

薄毛の面積が広いと、十分な量の毛を移植しないと効果がわかりにくいため、大量の採取する毛が必要となるのです。

健康的な毛も残しておかないといけないので、採取できる毛の量には限りがあり、自毛植毛は生涯で10,000~12,000本の移植が可能です。

また、頭頂部への移植は手術後の定着具合や移植方法、医師の技量によって仕上がりに大きな差が生じてしまいます。

頭皮は外部からの影響を受けやすいので、移植しても根本が痛んでしまったり頭皮の血流が悪いと定着率が下がることがあります。

自毛植毛をする前から頭皮環境を整えて血流をよくするなど、予防対策が必要です。

高密度の移植が必要だから

頭頂部は毛の立ち上がり方によって、毛が濃くも薄くも見えてしまいます。特に野外の日光が当たるところや、明るい部屋では頭頂部は目立ちやすいです。

自然に頭頂部をカバーするためには、ある程度のボリュームが必要なため、高密度で移植する必要があります。

そのためには大量の採取が必要になるので、頭頂部の薄毛の進行具合によっては理想的なボリューム感を出すのは難しいことがあります。

つむじがあるから

頭頂部はヘアデザインが難しいとされています。
頭頂部にはつむじがあり、つむじ周りは放射線状になっていて複雑な生え方をしているので、移植しても毛の流れが不自然になりやすいのです。

自毛植毛では移植する前に事前に毛穴を作成しますが、この毛穴の深さや向きによって毛の流れが変わるため、つむじ周りの移植は高い技術が要されます。

さらに採取した毛根組織から選定した毛を素早く移植しなければならないため、自毛植毛は時間との勝負にもなります。

つむじ周りは医師の技術力が出やすい部位なので、手術を受けた人の症例写真などで仕上がりを確認するといいでしょう。

まとめ

頭頂部への自毛植毛が難しい理由について解説しました。
頭頂部への移植が難しい理由はひとつではないため、複数の理由が重なって思ったような仕上がりにならないことがあります。

頭頂部は自分で見えない分、人から見られたときに移植したとわからない自然な仕上がりにしたいでしょう。

しかし頭頂部の頭皮環境や薄毛の進行具合から、理想的なボリューム感を出せるのか確認しないと、手術後に後悔することにもなりかねません。

自毛植毛は一人一人違うので手術前には医師としっかり話し合い、理想とするヘアスタイルやボリュームなどをしっかり伝え、納得した上で治療を進められるようにしましょう。

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KM新宿クリニック
院長 内藤 崇

経歴
1999年 山梨医科大学医学部卒業
1999年 山梨医科大学付属病院 皮膚科形成外科入局
2003年 東京大学形成外科助手
2006年 獨協医科大学形成外科助教
2008年 東京大学附属病院形成外科臨床登録医
2012年 KM新宿クリニック院長就任
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