
自毛植毛は元々生えている自分の毛髪を使用するため、毛が伸びてくれば周りの毛となじんで自然な仕上がりになります。
パーマやヘアカラーなどもできるので、ヘアスタイルのアレンジも楽しめます。
しかし、手術を受けたからといってすぐに髪の毛が伸びてくるわけではありません。
本記事では自毛植毛の手術を受けた後、生え揃うまでの期間や自毛植毛した毛の寿命などについて解説します。
自毛植毛に興味を持った方や、これから自毛植毛を受ける方は、ぜひ最後までお読みになり参考にしてください。
目次
自毛植毛はどれくらいで生え揃う?
自毛植毛は、薄毛の影響を受けていない側頭部や後頭部の毛を採取して、薄毛の気になる部分に移植します。
手術を受けて約1ヶ月程度でヘアサイクルの元に自然に抜け落ちて、3~4ヶ月経過してからまた生え始めます。
そのため、自毛した毛が生え始めるまでに約4ヶ月の期間がかかるのです。
生え揃うまでの期間はヘアサイクルの毛周期が深く関係しています。
ヘアサイクルの毛周期とは?
毛には生え変わる「毛周期」というサイクルがあり、成長期、退行期、休止期のサイクルを一つ一つの毛穴が繰り返しています。
- 成長期
毛母細胞が活発になり毛が成長して肌表面に出ている状態 - 退行期
毛に栄養が行き届かなくなって成長が止まり、抜け落ちるのを待っている状態 - 休止期
毛が抜け落ちて次の毛の成長を待っている状態
休止期は毛の成長が止まっていますが、毛穴には毛が残っている状態になります。
AGA治療を始めて抜け毛が増えたと感じるのは、この毛穴に残っている毛が次に成長した毛に押し出されているため、抜け毛が増えたと感じてしまうのです。
頭髪の成長期は2~6年で、休止期が3~4ケ月です。2~6年成長を続けたあと休止期に入って毛が抜け落ち、3~4ヶ月後に再び毛が生え始めるというサイクルを繰り返しています。
そのため、自毛植毛をして生え始めるまでに約4ヶ月はかかるのです。
自毛した毛が抜ける確率は?
植毛した毛の中には、生着せずに抜け落ちてしまう毛もあります。
10~15%程度の毛が抜け落ちてしまうのですが、全体の85~90%は生着しているので確率としては低いです。
抜け落ちてしまう原因は頭皮環境が悪かったり、手術を受けた後のアフターケアが十分でない場合に起こります。
手術を受ける前には、食生活や生活習慣を改善して健康状態を保つようにし、育毛剤などを使用して頭皮環境を整えておくことも大切です。
手術後2週間は安静に
自毛植毛は健康的な毛髪組織を毛包ごと採取し、薄毛部分に植毛する手術です。
2ヶ所で頭皮を傷つけるため、手術後はかさぶたができます。
そのため、手術後は激しい運動などは避け、採取した部分、移植した部分への刺激に注意して1週間は安静に過ごす必要があります。
その後患部がかさぶたになって剥がれるので、約2週間は刺激を受けないように留意しながら安静に過ごしてください。
効果を実感できるまでの期間
自毛した毛が約4ヶ月で生え揃い始め、周りの毛と同じくらいの長さになるまでには約6~8ヶ月かかります。
元々の髪の長さにもよりますが、短髪の方はそれくらいかかると見ておきましょう。
髪は1ヶ月で1cmずつ成長するので、3ヶ月で3cm、6ヶ月で6cmほど成長します。
周りの毛と同じようなボリュームになってくると、薄毛部分が目立たなくなって効果を実感したと感じるでしょう。
自毛した毛は元々生えてきた毛と同じように成長するので、成長期が終わって休止期に入ると自然と抜け落ちますが、また生え始めるので心配いりません。
自毛植毛に必要な回数
自毛植毛は基本的には1回の手術で完了します。
1回で1,000~3,000株を採取できますが、頭の大きさや頭皮の硬さによって1度で採取できる株数は変わります。
そのため、場合によっては複数回の手術が必要なことがあります。生涯で自毛移植が可能な回数は3~6回で、本数は10,000~15,000本程度です。
ただし薄毛の範囲が広がってしまったり生着率が悪い場合は、ほかの治療方法を検討することになります。
理想的な状態になるには薄毛の程度が低いうちがおすすめなので、早い治療が大切です。
育毛剤と併用すれば早く伸びる?
植毛した毛を生やく伸ばして揃えるために、育毛剤との併用を考える方もいるでしょう。
結論として、育毛剤と併用しても毛が早く伸びることはありません。
育毛剤の期待できる効果は、「頭皮環境を整える」「抜け毛の予防」「毛の成長を助ける」といったことなので、毛を早く伸ばす効果はないのです。
手術後は頭皮が傷ついている状態のため、育毛剤は使用できません。
頭皮環境を整えるためにも、育毛剤などは使用せずに食事内容に気を付けたり、適度な運動や質のよい睡眠など健康的な生活向上に取り組むことをおすすめします。
自毛植毛した毛にも寿命はある?
自毛植毛した毛は、元々生えている毛と同じように成長するので寿命があります。
ヘアサイクルの休止期を迎えた毛は毛に栄養が行き届かなくなるので、成長が止まり抜け落ちます。
自毛した毛を少しでも長く維持させるためには、生活習慣を整えて頭皮環境を保ち、ヘアサイクルを正常にすることが大切です。
薄毛の原因はヘアサイクルの乱れなので、今生えている毛を保つためにも薄毛が進行しないような生活スタイルにすることが重要です。
まとめ
自毛した毛が生え揃うまでの期間についてご紹介しました。
自毛植毛は育毛剤や内服薬など手軽に始められる治療方法とは違い、手術が必要なおおがかりな治療となるため、早い効果を実感したいでしょう。
しかし体毛には毛が生え変わるヘアサイクルがあるため、すぐには生え揃いません。
効果を実感するまでには約6~8ヶ月の期間がかかるため、約1年はかかると見ておいた方がいいでしょう。
しっかり生着して生え揃った毛は、その後は元々生えていた毛と同じように成長します。
自毛植毛は手術や手術後の経過、生え揃うまでの期間など気を付けなければいけない期間が長いですが、長期的な目でみれば根本的な治療が可能です。
自毛植毛にもメリットだけでなくデメリットもあるので、両方を踏まえた上で検討してみてください。







