自毛植毛・薄毛お役立ちコラム自毛植毛や薄毛治療に関するコラムをお届けします。
自毛植毛のメリット・デメリットを医師がわかりやすく徹底解説
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自毛植毛のメリット・デメリットを医師がわかりやすく徹底解説

男性女性を問わず薄毛に悩まれている方は年々増加しており、薄毛治療を受けている方も増えています。現在行われている一般的な薄毛治療は、外用薬や内服薬による投薬治療です。投薬治療で薄毛が改善されている方も多いですが、満足できるほどの改善がみられない方もいます。

そのような方におすすめするのが、自分の毛髪を採取して薄毛の部分に移植する自毛植毛です。

自毛植毛は、他の治療法にはないさまざまなメリットがある治療法ですが、デメリットが全くない治療法はありません。

そこでここでは自毛植毛のメリットとデメリットを紹介します。自毛植毛を検討している方は、メリットとデメリットをよく理解したうえで自毛植毛の施術を受けるか決めることが大切です。

自毛植毛の5つのメリット

自毛植毛には次の5つのメリットがあります。

  • 自毛植毛した毛髪が半永久的に生え変わり続ける
  • 自毛植毛による拒絶反応が起こりにくい
  • 自毛植毛は毛髪が生えなくなってしまった部分の発毛ができる
  • もとから生えていた毛髪のような違和感のない仕上がりになりやすい
  • 自毛植毛後の治療・メンテナンスがいらない

5つのメリットを以下でもう少し詳しく説明します。

自毛植毛した毛髪が半永久的に生え変わり続ける

自毛植毛は、薄毛(AGA)の影響を受けにくい後頭部もしくは側頭部の毛髪を、ドナー株として薄毛の部分に移植します。そのため、生着すれば移植部分が再び薄毛になることなく半永久的に生え変わり続ける可能性が高いです。

自毛植毛による拒絶反応が起こりにくい

自毛植毛は自分の毛髪を移植するため、拒絶反応が起こりにくいです。そのため、炎症やかゆみなどの皮膚トラブルをそれほど心配することなく、普通に生活できます。しかし、少しでも違和感があったら、すぐに医師に相談して適切な指導を受けてください。

自毛植毛は毛髪が生えなくなってしまった部分の発毛ができる

自毛植毛は発毛する細胞ごと移植するため、毛髪が生えてこなくなってしまった部分の発毛が可能です。そのため、自毛植毛は、薄毛治療以外に生え際の調整、怪我や火傷などによる瘢痕性脱毛症などにも利用できます。

もとから生えていた毛髪のような違和感のない仕上がりになりやすい

経験と技術がある医師による自毛植毛は、周りの毛髪量とのバランスをみて移植するため、違和感なく馴染み自然な仕上がりになります。生着してしまえば、もとから生えていた毛髪と同じように扱うことできるため、好みのヘアスタイルやカラーを楽しむことが可能です。

自毛植毛後の治療・メンテナンスがいらない

自毛植毛は、生着すれば定期的にクリニックに通院し、メンテナンスを受ける必要がありません。自毛植毛を受けるには高額な治療費が必要になりますが、追加の治療費がかからないため、費用の見通しが立てやすいでしょう。

自毛植毛の5つのデメリット

自毛植毛のデメリットは次の5つです。

  1. 自毛植毛の治療費は他の薄毛治療に比べると高額
  2. 自毛植毛した部分しか薄毛の改善が期待できない
  3. 発毛を実感できるまでに時間がかかる
  4. 生着しない可能性がある
  5. 傷跡が残りやすい

以下で少し詳しく自毛植毛のデメリットを説明します。

自毛植毛の治療費は他の薄毛治療に比べると高額

自毛植毛は、健康保険が使えず全額自己負担となる自由診療です。また、自毛植毛は労力がかかる外科手術であるため、クリニックごとに多少の差はありますが、料金は他の薄毛治療に比べると高額になってしまいます。

自毛植毛した部分しか薄毛の改善が期待できない

自毛植毛は、生着すれば移植部分は発毛してきますが、移植していない部分は薄毛が進行してしまう可能性があります。そのため、自毛植毛後もAGA治療を続け、移植部分以外の薄毛が進行しないようにケアすることが大切です。

発毛を実感できるまでに時間がかかる

自毛植毛は、施術を受けてから発毛を実感できるようになるまで5~6ヶ月かかるのが一般的です。髪の長さによって異なりますが、周りの毛髪と違和感がなくなるほどの長さになるには、さらに長い時間がかかってしまいます。

生着しない可能性がある

自毛植毛の生着率は、一般的に80~90%といわれています。そのため、自毛植毛を受けたからといって薄毛が必ず改善するとは限りません。生着率は、医師の経験や技術や移植後の移植部のケア、個人の体質などの影響を受けます。

傷跡が残りやすい

自毛植毛のタイプ(FUT法やFUE法など)にもよりますが、グラフトを採取する際の傷跡が残ってしまう可能性があります。しかし、毛髪に覆われるため、外から見て目立つような傷跡になることはありません。

まとめ

自毛植毛のメリット・デメリットを紹介しました。
自毛植毛は、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」でも、投薬治療を行い改善が十分でない場合は行うことを推奨されている治療法です。
大切なことは、自毛植毛を受ける前にメリットとデメリットをしっかり理解して、納得した上で手術を受けることです。
薄毛で悩んでいる方が、一日でも早く悩みから解放され、充実した人生を送れるようになることを祈っています。

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KM新宿クリニック
院長 内藤 崇

経歴
1999年 山梨医科大学医学部卒業
1999年 山梨医科大学付属病院 皮膚科形成外科入局
2003年 東京大学形成外科助手
2006年 獨協医科大学形成外科助教
2008年 東京大学附属病院形成外科臨床登録医
2012年 KM新宿クリニック院長就任
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