自毛植毛・薄毛お役立ちコラム自毛植毛や薄毛治療に関するコラムをお届けします。
自毛植毛にみられるダウンタイムの症状や期間、過ごし方を解説
自毛植毛
自毛植毛にみられるダウンタイムの症状や期間、過ごし方を解説

薄毛治療のひとつである自毛植毛。定着率が高く自分の髪の毛を移植するため、術後のメンテナンスの必要がない魅力的な治療法です。

しかし、自毛植毛のダウンタイムの症状や期間が気になりAGA治療を始められない、という方も少なくありません。

そのような方に向けてこの記事では、自毛植毛のダウンタイムの症状や期間、ダウンタイム中に注意すべきこと、ダウンタイム開けの過ごし方などをご紹介します。自毛植毛を検討している方は、今後の参考にしてください。

ダウンタイムとは?

ダウンタイムは、手術を受けたことによって生じる痛みや腫れ、内出血などが回復して、日常生活を普通に送れるようになるまでの期間のことをいいます。
症状によっては仕事に支障をきたす場合があるため、手術を受ける前に想定されるダウンタイムの症状や期間などを医師に確認して、ダウンタイムを考慮したスケジュールを立てることが重要です。

自毛植毛のダウンタイムに現れる主な症状とは?

施術後に現れる主な症状は以下の5つです。

  • 痛み
  • 出血
  • 腫れ
  • かゆみ
  • 抜け毛

事前に現れる症状を知っておけば慌てずに対処することができるため、手術前に医師に聞いておくことをおすすめします。

痛み

自毛植毛の施術中は、麻酔が効いているので痛みを感じないことが多いですが、麻酔が切れるとグラフト採取部分や移植部分に痛みを感じることがあります。痛みを感じたら、クリニックから処方してもらっている鎮痛剤を服用してください。

出血

術後、グラフト採取部分や移植部分から出血する可能性があります。清潔なガーゼやタイルで出血部分を押さえてください。出血が止まらない場合は、クリニックに連絡して適切な処置を受けるようにしましょう。施術部に刺激を与えないように注意することで、出血する可能性を下げることができます。

腫れ

施術部分とまぶたが腫れることがあります。施術部分の腫れは予想できても、まぶたが腫れると驚く方が多いです。施術時に使用した麻酔の影響でまぶたが腫れることは、よく現れる症状のひとつなので、心配する必要はありません。2~3日様子をみても腫れが引かない場合は、クリニックに相談してください。

かゆみ

施術部がかゆくなることがあります。掻いてしまうと新しい傷ができてしまったりして、施術部の治癒を遅らせてしまうことにつながるため、掻かないようにしてください。

抜け毛

移植した毛髪やその周辺の毛髪が、施術を受けて1~2ヶ月後に抜けてしまうことがあります。この抜け毛は、一時的なもので放っておいても元に戻る症状です。抜け毛がどうしても気になる方は、医師に相談してください。

自毛植毛のダウンタイム期間は?

自毛植毛のダウンタイムの期間は、施術方法によって異なります。FUE法のダウンタイムは短く1~3日程度です。施術翌日には日常生活を送れる方もいますが、FUE法でも施術部にかさぶたができたり、かゆみを感じたりする方もいます。

一方、頭皮を切除するFUT法では1~2週間ほどです。そのため、手術後2週間、最低でも1週間は休暇を取ることをおすすめします。

ダウンタイムの期間は個人差があり、短い方もいれば長引いてしまう方もいるため、医師に説明された期間よりも長引いている場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

自毛植毛のダウンタイム中に注意すべきこと

適切なアフターケアを行わないと長引いてしまうだけではなく、定着率が下がってしまうこともあります。
最も注意すべきことは、頭皮に余計な刺激を与えないようにすることです。頭皮への刺激は、施術部のかさぶたをはがしたり、引っ掻いたり擦ったりするようなことだけではなく、飲酒や喫煙、激しい運動など頭皮の血行に影響を与えてしまうことも含まれます。飲酒と激しい運動は、頭皮の血行を促進してしまうため、術後2週間程度は控えるようにしてください。
喫煙は、頭皮の血行を悪化させ、毛根に髪の毛の成長に必要な栄養が届きにくくなってしまうので、施術前後2~3週間ほど禁煙しましょう。

最も気になっている方が多い、ダウンタイム中の洗髪方法は以下の通りです。

  • シャンプーは、頭皮に対して低刺激のものを使用してください。髪の毛を濡らすときは、シャワーを施術部分に直接当てないようにしましょう。
  • 指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗ってください。力を入れ過ぎると、縫合がほどけたり傷口が開いてしまったりする可能性があるので、やさしく洗いましょう。
  • 洗髪後は、吸水性の高いタオルを髪の毛に押し当てるように拭いて乾かしてください。ドライヤーの風が頭皮に直接当たらないように、できるだけ遠くから当てるようにしましょう。ある程度まで渇いたら、自然乾燥させることをおすすめします。

施術後に初めてする洗髪が不安な方は、スタッフに相談して洗髪方法の指導を受けてください。また、施術後に初めてする洗髪サービスを行っているクリニックもあるので、自分で洗髪するのが心配な方は申し込むことをおすすめします。

自毛植毛のダウンタイム開けの過ごし方

ダウンタイムが開けて以前のような生活を送れるようになったからといって、しばらくの間は頭皮に刺激をできるだけ与えないような生活を送るようにしてください。移植した毛髪が定着するためには、術後3週間ほど頭皮に刺激を与えないような生活を送る必要があります。特に、ダウンタイムが短いFUE法を受けた方は注意しましょう。例えば、頭皮の蒸れ防止のためヘルメットの着用や通気性が悪い帽子を被ることは控えてください。

施術部のかさぶたが目立つ場合は、ウィッグやかつら、帽子、薄毛を隠すパウダーなどを利用することをおすすめします。しかし、どのような対策をとるにしても、医師に相談してから決めるようにしましょう。

まとめ

自毛移植のダウンタイムの症状や期間、注意すべきことなどを紹介しました。施術方法によってダウンタイムの症状や期間は異なりますが、定着率をあげるためにも頭皮に刺激を与えないように生活することが重要です。
薄毛についてお悩みの方は、どんなことでもよいので当院にお気軽にご相談ください。

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KM新宿クリニック
院長 内藤 崇

経歴
1999年 山梨医科大学医学部卒業
1999年 山梨医科大学付属病院 皮膚科形成外科入局
2003年 東京大学形成外科助手
2006年 獨協医科大学形成外科助教
2008年 東京大学附属病院形成外科臨床登録医
2012年 KM新宿クリニック院長就任
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